All Japan Library完成までの3つのステップ
STEP1
Public Libraryの整備
- 参加企業によるパブリックライブラリの活用と改良点の抽出
- アカデミア利用基盤の構築
STEP2
All Japan Libraryの始動
- ライブラリ多様性強化の開始
・参加企業からライブラリを供出
・化合物共同購入 - アカデミア本格利用開始
STEP3
All Japan Libraryの完成
- ライブラリ多様性強化完了
- 産官学・産産連携体制の確立
All Japan Library
J-PUBLIC とは
低分子創薬研究を行う上で、化合物ライブラリを用いた大規模スクリーニングによるヒット化合物取得は極めて重要です。しかし、創薬エコシステムの構築が進む中で、化合物ライブラリの持ち方や活用方法が大きく変化しています。
日本の製薬企業が世界の競合企業と比較して遜色ない研究を進めるためには、化合物ライブラリの多様性を高めていく必要がありますが、日本の製薬企業の規模では適切な化合物数と多様性を維持したライブラリの管理を1社単独で担うことは難しくなっています。
そこで、国内企業9社が参画し、多様性ある化合物ライブラリを共同管理及び利用する「日本パブリックライブラリコンソーシアム(J-PUBLIC)」を2020年4月1日に設立しました。本コンソーシアムは、将来的には既存の共同ライブラリとの統合可能性を視野に入れ、All Japanとしての化合物ライブラリ構築を進めていきます。
また、本化合物ライブラリはJ-PUBLIC会員(企業)のみの利用に留まらず、2021年より新たにJ-PUBLIC(アカデミア会員)としての参加区分を設置し、J-PUBLIC(アカデミア会員)を通じて国内アカデミア及び公的研究機関(J-PUBLIC非会員)への利用も開放しています。
- 2022.01.27「J-PUBLICライブラリ利用アカデミアとの共同研究までの運用体制」を公開いたしました。
- 2022.01.27「パブリックライブラリの特徴」の詳細を公開いたしました。